研究成果

GIARI全体

研究:フラッグシップ・プロジェクト(FSP) 研究会

フラッグシップ・プロジェクト(FSP)について

2010.05.29

概要

GCOE・GIARIの学際共同研究として、2010年度は以下の3つのフラッグシップ・プロジェクトを行い、その成果を2011年度に出版する。
  • FSP1: 「アジア地域統合への理論的アプローチ」
    アジア地域統合研究の新展開にとって制度論研究などの社会科学の新たなアプローチが重要な方法だと考えられ、制度論などからアジア地域統合を分析することによりアジア地域統合研究の新たな展開を試みる。同時に、インフォーマリティや外部要因の影響が強いアジア地域統合における制度の変化・発展・停滞のメカニズムを解明することにより、制度論研究の新たな展開も意図する。
    (担当:勝間田)
  • FSP2: 「グローバル化とアジア地域統合」
    1990年代のアジア地域統合の牽引車の役割を果たしてきたFTA(EPA)は今やアジア地域を飛び越え、北米、欧州、南米、中近東へとグローバルに展開している。またアジアの地域統合自身が国連などの国際組織の介入やグローバルスタンダードなどの様々なグローバル化によって進んでいる側面も強い。21世紀のアジア地域統合は「グローバル化」要因を抜きには解明できない。本FSPはグローバル化・グローバリズムとアジアの地域化・リージョナリズムとのダイナミックな相互関係を解明することにより、アジア地域統合研究の新たな地平を開拓する。
    (担当:金)
  • FSP3: 「アジア地域統合史」
    アジア地域統合へ至る地域主義や地域形成の歴史的経路を検討するため、アジア広域史やグローバル・ヒストリーといった新たな歴史研究の台頭などもを踏まえたアジア地域統合史の展開を試みる。アジア主義などの運動史・思想史だけではなく、実態としてアジア地域形成を形作ってきた政治・外交史や経済・交易史などの様々な観点から、現在のアジア地域統合研究に不可欠な歴史的視座・理論フレームを明らかにする。
    (担当:平川)


開催日程


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