研究成果

GIARI全体 & 政治統合とアイデンティティ

研究:出版物:Working Papers 2010年度(英語-8,日本語-4)

世界の地域統合研究機関とGIARI:GIARIと他研究機関との比較研究/大平剛史,上久保誠人

2010.10.20

ワーキングペーパー

拠点メンバー、共同研究者、特別研究員、フェロー他、主に若手研究者の論文を対象にアジア地域統合に関する優れた論文を、ワーキングペーパーとして発刊する。言語は英語もしくは日本語。寄稿された論文は、編集委員会での審査を経て刊行される。刊行されたペーパーは、本学図書館をはじめ関連大学図書館、研究機関等に寄贈される。

GIARI Working Paper Vol. 2010-J-2


要約

グローバルCOEプログラムであるGIARIは、アジア地域統合の実現に貢献する「包括的高度専門人」の育成を目指しつつ、「アジア地域統合論」の体系化による「アジア地域統合学の創造」を標榜する研究・教育機関である。本論文は、このGIARIと世界の地域統合研究機関との比較研究を通じて、GIARIにとって強力な競合機関が欧州に存在すること、これら欧州の競合機関についての検討がGIARIの今後の活動に示唆を与えるものであること、そしてGIARIの比較優位性について検討する際には、GIARIの所属する大学院や早稲田大学全体が目指すべき将来像についても留意する必要があることを明らかにした。さらに補論として、「包括的高度専門人」が、欧州地域統合に関わる政策形成の中立性担保を担った経緯についても紹介した。

キーワード: 地域統合研究機関、統合理論、アジア地域統合

構成

1.序論
2.GIARI のこれまでの歩み:研究機関として
3.GIARIのこれまでの歩み:教育機関として
4.比較研究の方法論
5.世界の地域統合研究機関:GIARI の潜在的競合機関として
6.GIARI の提携研究機関:GIARI の潜在的競合機関として
7.特筆すべき2つの潜在的競合機関
8.結論

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