組織・メンバー

事業推進担当者

工藤 宏一郎

CV

国立国際医療センター国際疾病センター長。医師。専門は、臨床呼吸器学、国際感染症、国際保健。東京大学医学部卒。東京大学医学部物理療法内科、マニトバ大学免疫学教室（カナダ）、国立国際医療センター　救急部長、総合外来部長、副院長などを経て2004年10月より現職。早稲田大学大学院客員教授。日本呼吸器学会、日本アレルギー学会、日本内科学会、日本感染症学会、日本結核学会、日本肺癌学会など多数の医学学会の評議員、代議員などを務めると共に、各医学学会の認定指導医として、医師の卒後教育にも尽力している。第20回日本アレルギー学会春季臨床大会（2008年6月）では会長を務める。2004年SARSパンデミックの発生を受けて新興・再興感染症への臨床対応を確立すべく設立された、国立国際医療センター・国際疾病センターの初代センター長となる。後、呼吸器疾患を主とした診療・研究活動の傍ら、ベトナムにおける研究拠点を形成、ヒト鳥インフルエンザ(H5N1)の新規診断・新規治療方法の開発をはじめ、新興・再興感染症の研究やアジア感染症ネットワークの構築、人材育成、新型インフルエンザ対策などを実施、最近では新型インフルエンザに対するメキシコとの共同研究も開始した。主な研究論文として、「H5N1高病原性鳥インフルエンザウイルスヒト感染症の診断と治療―早期受診、早期診断、早期治療」『日医雑誌』137(10) (2009年)、「鳥インフルエンザのヒト感染に対する包括的治療方法の開発」, 『進行・再興感染症研究拠点形成プログラムNewsletter』6 (2008年) などがある。
cv_KUDO_Koichiro.pdf

業績 (2006年以降2012年まで)

【論文/Paper】

1. 工藤宏一郎, 「インフルエンザ―パンデミック(H1N1)2009の病態と対策（鳥インフルエンザ(H5N1)も含めて）」, 『東女医大誌』, 80 (1, 2), 2010, 37-41頁
2. 工藤宏一郎, 「ベトナム拠点を利用したH5N1鳥インフルエンザ臨床研究と新型インフルエンザ研究」, 『新興・再興感染症研究拠点形成プログラムNewsletter』, 9, 2010, 13-15頁
3. 工藤宏一郎, 「H5N1高病原性鳥インフルエンザウイルスヒト感染症の診断と治療―早期受診、早期診断、早期治療」, 『日医雑誌』, 137(10), 2009, 2059-2063
4. 工藤宏一郎、泉信有、高崎仁、秋山徹、新保卓郎、間辺利江, 「Comprehensive therapy for human H5と迅速診断キット」, 『化学療法の領域』, 25(3), 2009, 103-108
5. Nguyen DH, Nguyen HH, Nguyen TV, Nguyen MH, Trinh ML, Nguyen QT, Van DT, Shimbo T, Takahashi Y, Kato Y, Kawana A, Akita S, and Kudo K, "Human Infection with Highly Pathogenic Avian Influenza in Northern Vietnam, 2004-2005", Emerg Infect Dis, 2009; 15(1), 2009, 19-23
6. 工藤宏一郎, 「アジアでみられる高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1の臨床―早期治療導入のための包括的治療法とパンデミック(H1N1)2009との位置付け」, 『治療学』, 43 (11), 2009, 72-76頁
7. 工藤宏一郎, 「新型インフルエンザ」, 『内科』, 104 (5), 2009, 793-798頁
8. 工藤宏一郎, 「喘息治療とH5N1感染―Early Intervention の提言―」, 『アレルギー』, 58 (2), 2009, 97-102頁
9. 工藤宏一郎・泉信有・高崎仁・秋山徹・新保卓郎・間辺利江, 新型インフルエンザに備えて〜ベトナムでの鳥インフルエンザ(H5N1)への臨床的対応の経験から〜」, 『中国・日本科学最前線―研究の立場から―』, 独立行政法人科学技術振興機構(JST)中国総合研究センター, 2009
10. 工藤宏一郎, 「わが国の結核医療の今日と将来」, 『医療』, 63 (12), 2009, 806-809頁
11. 工藤宏一郎, 「IMCJ-BMH メディカルコラボレーションセンター（国立国際医療センターベトナム拠点）」, 『モダンメディア』, 55 (4), 2009, 12-17頁
12. 工藤宏一郎・泉信有・高崎仁・間辺利江・秋山徹・新保卓郎, 「Comprehensive therapy for human H5と迅速診断キット」, 『化学療法の領域』, 25 (3), 2009, 103-108頁
13. 工藤宏一郎, 「インフルエンザの研究・治療について 新型インフルエンザの治療戦略 社会的背景から」, 『あいみっく』, 30 (3), 2009, 2-5頁
14. 工藤宏一郎, 「鳥インフルエンザのヒト感染に対する包括的治療方法の開発」, 『進行・再興感染症研究拠点形成プログラムNewsletter』, 6, 2008, 10-11
15. Nguyen Tl, Nakajima N, LePP, Sato Y, Hoang NT, Pham VH, Luong TS, Katano H, Oka T, Kawachi S, Matsushi T, Sata T, and Kudo K, "H5N1-Infected Cells in Lung with Diffuse Alveplar Damage in Exudative Phase from a Fatal Case in Vietnam", JPN. J. Infect. Dis., 61, 2008, 157-160

国際会議出席状況 (2006年以降2012年まで)

1. Koichiro Kudo, 2009/12, "Influenza Pandemic: Pandemic (H1N1) 2009 and Avian Influenza (H5N1)", The 75th Annual Meeting of the Society of Tokyo Women's Medical University Symposium "Seasonal influenza and novel influenza virus infections", Tokyo
2. Jin Takasaki, Shinyu Izumi, Vu Thi Tuong Van, Nguyen Dang Tuan, Phan Thu Phuong, Dao Xuan Co, Nguyen Thanh Hoi, Toshie Manabe, Pham Thi Phuong Thuy, Nguyen Gia Binh, Ngo Quy Chau, Tran Thuy Hanh, and Koichiro Kudo, 2009/09, "Application of sputum inducing method for diagnosis of A/H5N1 as a tool of Comprehensive Therapy for Human H5", International Joint Forum on Infectious Diseases, Bangkok Thailand
3. Koichiro Kudo, Jin Takasaki, and Shinyu Izumi, 2009/08, "Case Study from International Medical Center of Japan. Medical Grand Rounds 2009 - International H1N1 2009 (Swine Flu)", Tele-Symposium, Australia-Vietnam-Japan

獲得研究費 (2006年以降2012年まで)

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